うんこにまつわるエトセトラ
♪きっけんな・めっがみ・をーあーいしーたー
♪ふんふんふんふんふふんふんうふ～ん
ビチコです。このところキモチノワルイ神社やお寺にお参りするのが唯一の趣味になってしまいました。と申しますのも、わたくしほど高潔な魂の持ち主ともなればもはや世界平和ぐらいしか祈ることがなく、ひまさえあれば神社仏閣を訪ねてはどうすれば世界がよくなるか（あいつとあいつが死ねばなあ）ということばかり考えてしまうのです。というわけでひとつ諸君に問いたい。もし諸君らの命とひきかえに世界が救われるとしたら、諸君はどうするか。世界とともに破滅して無に帰すか、自らの命を世界に捧げた伝説のこじきとなるか。さあどうするかね？。どうするかと聞いているのです！（ヒス）
それはそうと先日目撃した犬のウンコに関する報告を聞いてください。わたくしが道を歩いていると道端に鎮座する遠目にも異様な物体に目を奪われました。黄土色とコゲチャイロの毒々しいティラミス風ツートーンカラーに彩られたそれは天に向かって雄雄しくそそりたち、明らかに「ファック・ユー」のポーズをとっていたのです。サイケデリックアートにも比肩する凶悪な色彩の融合、ソリッドかつエッジの立ったシャープなフォルム。周囲を超然と睥睨するかのごとき圧倒的なその存在感。以前、便器の中で垂直に屹立するウンコの兵隊さんの報告をしたと思いますが、今回のうんこはアレに勝るとも劣らぬ凶悪さでした。《路上うんこアート保存協会会長》であるところのわたくしはもちろん咄嗟に携帯ヂンワをとりだし、このタグイマレなうんこアートをキャメラに保存することに成功しました。本来ならこのブログにも画像を掲載し、孤高のうんこアーチヒストとともに皆さんに紹介したいところですが、残念ながら著作権者（犬）の許諾が得られておりませんのであしからずご了承ください。
悲劇は翌朝起こりました。路上に散乱した見覚えのあるパーツと引きずられたいくつかの痕跡に悪い予感をおぼえたわたくしが駆けつけたとき、あの背徳のオブジェは無慚にも崩れ去り、周辺にうんこが散らかっていました。わたくしは発作的にそれらをかき集め、もう一度あの誇らしげにそそりたつオブジェを甦らせようと懸命の作業にとりかかりました。そこへ折からの雨が追い討ちを駆け、わたくしの虚しい努力にとどめを刺す。雨に洗われ溶けてゆくうんこを握り締め、くそうとつぶやくわたくし。行き交う人々のさんざめく歓声がわたくしをあざ笑うかのようにとおり過ぎていく。笑いたくば笑え。ざざぶりの中で消え行くうんこを見つめながら涙を流す乙女心がきさまには解るまい。このオブジェにこめられたメッセージを解読できるのは世界ヒロシと雖もわたくしだけだ！
一方そのころ、作者であるところの犬は何食わぬ顔でドギーマン（犬男）を貪り食っていた。（つづく）
忘年会シーズンたけなわ。街のあちこちで未消化のお好み焼きが咲き誇るこの季節、わたくしは何年ぶりかで犬のウンコを踏んだ。クリスマスムードに浮かれる街の片隅の小さな孤児院のパーティーに出席するため、こないだ道で拾ったゴン太くん（NHK「できるかな」のノッポさんの隣でうめいていた毛むくじゃらの生き物）人形をちんげなどが混入しないよう細心の注意をはらって包装したものを小脇にかかえながら、意気揚々と街へ飛び出たとたん犬のウンコへパイルダーオン。不二家ソフトエクレア（1996製造終了）そっくりのなつかしい感触に不思議なとまどいと苛立ちをおぼえつつ、「ＲＥＸ 恐竜物語」（1993）でティラノサウルスのウンコを踏みしめたアダチユミもかくやとばかり、泣きながら路肩でウンコをこそげ落とすうちに、プレゼントを心待ちにする身寄りのない子供たちの笑顔もいつしか遠のき、なにもかもどうでもよくなりました。
Ｑ 先生あのね、人が電車を降りようとしてるのに降り口を塞いでホームで待ち構えてる連中ってアホですか？
Ａ はい、アホです。正真正銘のアホです。わざわざ人の前に立ちふさがって通せんぼして混雑させるなんて、本物の脳たりんにしかできません。あんな連中、うんこをがまんしてかけこんだ駅のトイレが軒並み満室で地獄の苦しみを味わうか、もしくは身体障害者用トイレでうんこを終えたあと水洗ボタンと間違えて呼出ボタンを押して駅員に突入されて赤っ恥をかくといいですね（笑）。
そんなことはどうでもいいのだが、さいきん残業つづきだった日々からようやく解放されるめどがついて参りました。これで晴れてわたくしも橋の下から●子高生のスカートを観察する趣味に没頭できるというものです。さて、ここでひとつ皆様にご報告しなければならないことがあります。先日わたくしが道を歩いておりますと、例によって犬のウンコに遭遇いたしました。一見何の変哲もないオーソドックスな黄土色の細切れウンコでしたが、よくみれば各々のパーツは鋭利な刃物で切り裂かれたかのような滑らかな断面を呈しており、あまつさえパズルのように分断されたそれらのパーツが寄り集まって、あたかも「ピースサイン」のような形に組み合わされているではありませんか。やんちゃざかりの子供のいたずらでしょうか、はたまた偶然がたくらんだ超自然の奇跡でしょうか、ともかくその光景を目の当たりにした瞬間、わたくしの疲れきった心が嘘のように晴れ上がり、何の唄か忘れましたが「♪くそした瞬間に視線がぶつかる幸運(しあわせ)のときめき覚えているでしょ？」というフレーズを口ずさみながら自然にスキップしていたのでございます。わたくしが以前から繰り返し訴えておりますウンコセラピーの有効性を証明するすばらしい体験でした。迷わずケータイのカメラに写真を収めたわたくしは、感激のあまりあふれる涙をぬぐいもせず、ひねもすのたりのたりと波打つ夕暮の海をひたすら眺めていたのでした。完
言い忘れましたが、以上は読んでもしかたがないので読まないでください。
誰が置いたか知らないが
道端に小さなUNKOひとつ
名もなき詩人の
魂のさけび
道を歩いていると、予期せぬ路上アートに遭遇することがある。今朝も歩いている途中、側溝にぶちまけたすさまじいゲロの跡があった。朝帰りの酔っ払いが残していったものであろうか。路上に咲いたカラフルなもんじゃ焼きは、あたかも失敗した打ち上げ花火のようにいびつな姿で我々の前に立ち現れる。愚痴と胃液と未消化物が織り成す放射状のカオス。夢の残滓とアスファルトの情熱的なたわむれ。ジャクソン・ポロックかとみまがうばかりの荒々しい凄惨美に思わず見とれてしまった。やがてそれは干からびて塵となって舞い上がり、あるいは雨に洗われ下水へ流れ、母なる海へと還っていくのだろう。犬もまたさすらいの路上アーティストである。彼らが散歩の折々に生み出す意図せざるアートは大抵の飼い主によって回収されるが、どういうわけかたまに放置され、道端でちんまりと鎮座していることがある。ゲロのアグレッシブさに比べるとそれらのオブジェはじつにつつましい。沈黙の裏側に秘められた冷徹な意志が、あくまで控えめに存在を主張する。時代の片隅にひっそり咲いた徒花。誰かが踏んで滑って一直線に伸びたそれや、ブロックの角でいらだたしく靴底からこそぎとった痕跡を認めるとき、私の胸は激しく締めつけられ、わけもなく涙が頬を伝う。これぞまさにアール・ブリュット。ぶりゅっと。意味を勘違いしているとしか思えない。
弊社オリジナル開発商品「うんころもち」は、大便そっくりの見た目と食感を実現した新感覚のお菓子です。流線型のなめらかなフォルムに蠅をあしらったおちゃめなデザインがお子様を始め皆様方に大変ご好評をいただいております。また、ポピュラーな三段渦巻きタイプから極太タイプ、乾燥タイプから半生タイプ、液状タイプにいたるまで各種取り揃えておりますほか、オプションとして棒切れ（スティック）や紙（ペーパー）もご用意しております。贈答用に最適です。
インターネットでこのページをみつけて非常に興味を持ったのでメールするだが、「うんころもち」は本物の大便にしか見えないが本当に食べれるだか？写真と実物が違っているか？また賞味期限はどのぐらいか？返事お待ちしております。
運越堂本舗営業部長の為越でございます。お問い合わせの件ですが、弊社「うんころもち」は本物と見紛うばかりのリアリティを追求した弊社自慢の商品でございます。見た目も食感も大便そっくりでございますが、すべて天然由来の原料を使用しておりますのでどうかご安心ください。また、「うんころもち」もうんこ同様に鮮度が命でございますので、お買い上げ後はお早めにお召し上がりになることをお奨めいたします。
弊社「うんころもち」を食べただが非常に感動した。一見無造作なデザインに限りなき知性のきらめきを感じる。教えてほしいだが、弊社は本物そくりの食感を再現したとあるが、開発にあたって本当に本物のうんこを食べたのか？大いに疑問である。
運越堂本舗営業部長の為越でございます。弊社商品をお買い上げいただき誠にありがとうございます。またこの上は過大なお言葉を頂戴し歓喜に耐えません。お問い合わせの件でございますが、弊社「うんころもち」のアイデアは創業当初より社長みずから温めて参りました。スタッフが試行錯誤を重ねた結果、この度ようやく商品化に成功したものでございます。開発工程につきましては企業秘密につき、恐れ入りますが一切お教えすることはできません。何卒、事情をお汲み取りいただき、あしからずご了承くださいませ。
あしからずご了承しました。あと縮れ毛のようなものが混じっていたが、サービスだか？疑問を拭い切れないので再度メールした。
運越堂本舗営業部長の為越でございます。商品説明に記載はしておりませんが、縮れ毛はリアリティを演出するためのアクセサリーでございます。ご心配をおけけしましたことをお詫びいたしますとともに、わたくしどもの情熱に何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。今後とも弊社「うんころもち」を御贔屓ねがえれば幸いに存じます。
先日、汚いコゲチャイロの犬が前足をふんばって何をしているのかと思ったら、自分そっくりの分身をケツからひりだしていました。
ウンコ色の犬がみずからの分身をひりだすこの奇跡。
今日は、この感動をどうしても伝えたくて、お手紙をさしあげました。
「このウンコを食ってしんでやる！」
「はやまるんじゃない。そのウンコをこっちによこしなさい」
「いやだ！」
「ウンコをよこすんだ！」
「いくわよ、それっ」
「レシーブ」
「トス」
「アターック！！」
「ぬああああああ！目に！目にウンコがっ！」
こいつらが一生のうちにひりだすウンコの総重量とか考えると笑える。（ヘーゲル）
「ちょっとウンコしてくる 父より」
あれから３日。父はまだ帰ってきません。
ゴルゴン家の長女メドゥーサと、手に触れたものすべてをウンコに変える男とが恋に落ち、二人は手をとってみつめあいました。後には石とウンコだけが残りましたとさ。
「らっしゃい！」
「大将、いいネタ入ってるかい？」
「へい。それはもう、とびきりのやつが」
「じゃあ、まかせるよ」
「へいおまち、ウンコのにぎり！」
「下ネタかい！」
あんなあ、エエこと教えたろか！
おまえが昨日食ったアレ、あれなあ、
原料はぜんぶウンコなんや！
しかもキチガイ関西人のな（笑）！
あとなあ、
このへん変なおっさんがウロついとるから気いつけた方がエエで（笑）！
「真実とはうんこである」
かつて偉大な詩人がこう言った。
真実を前に人々はおののき目を伏せる。永遠に触れることのない禁断の聖域。
あれを言ったのは誰であったか。
「ワシじゃ」
どこからともなく現れた白ひげの老人がそう告げた。
ボロをまとったその姿はさながら乞食のよう。手にはどこかで拾ってきたらしいマンガ本をもっていた。
「目の前の真実を直視せよ。そしてその手でつかむがよい。オヌシにその勇気があるのか？」
謎めいた微笑を浮かべながら、老人は霞のように消えた。
あとにはうんこが残されていた。
そのうんこは、温かかった。
こないだトイレに入ると、信じられないぐらいドデカいウンコが便器に直立していた。誇張ではなく、水面に文字通り垂直に突き刺さっているのである。ほとんど「犬神家の一族」のスケキヨ状態。誰かのいたずらにちがいない、しょうがないなあと思って水を流す。ところがウンコはびくともしない。水を流しても流しても流しても、直立不動の姿勢で虚空にむかって敬礼している。ははあ、こいつの生みの親が逃げた理由がわかったぞ。この卑怯ものめ。恐ろしくなって私も逃げた。翌日、くだんのトイレをのぞいてみると、ウンコは跡形もなく消えうせていた。担当者（どんな担当でしょうか笑）に粉砕され無事に冥土へ旅立ったのだろうか。それともどこかの公園の人たちのように別の方法で強制退去させられたのだろうか。なぜか一抹の寂しさをおぼえながら私はトイレを出た。窓外の空を見上げると、積乱雲の彼方にあのウンコがにっこり微笑んでいるような気がした。（了）
朝もやが立ち込める公園のトイレで
おまえは用を足していた
出力結果を満足げに眺めてパンツをひきあげ
おもむろに「流す」ボタンを押すおまえ
「ごごごごご」
と、水洗トイレはうなり声をあげた
だが水は流れない
あれれ、おかしいナリ
もう一度おまえは注意ぶかくボタンを押す
今度は反応すらしない
あせってなんどもボタンを押すおまえ
時は流れる
だがうんこは流れない
折悪しくトイレの外では長蛇の列
やがてドアを激しく乱打する音
英語の罵声がまじる
"Hey, quit that, you fucking long shitter!
Why don't you eat your excrement and drink your diarrhea!!"
筋肉もりもりの
黒人の大男がいらだっている様子が目に浮かぶ
絶望の淵でひとりおまえはつぶやく
Why does god do this to me?
Why does god do this to me?
こんなことなら家でしとけばよかった
こんなことなら家でしとけばよかった
今から申し上げることはどうか内密にしていただきたい
Belowな話で恐縮ですが
わたくしは職場で人知れずUNKOをするのが好きです
狭い個室で精神一到、心静かに脱糞すれば
気分も体もリフレッシュ
仕事も益々捗るというものでございます
そんなわたくしにはとりわけお気に入りの場所がございました
冷暖房およびウォ●ュレットを完備した快適な空間
地階にあるためめったに誰も利用しない静穏な環境
ここでなら貴族のような優雅なひとときを満喫できるうえ
わたくしには電気代も水道代もかかりません
まさに一石二鳥でございます
いわばわたくしだけの秘密のUNKO SPACE
誰にも教えるつもりはありません
ところが先日、そんなわたくしの《聖域》に
土足で踏み込んできたやつがおりました
誰かはわかりません
ただ個室のドアを隔てた狭いトイレのなかに
そいつの荒い鼻息が聞こえるばかり
わたくしは便器に腰を下ろした姿勢のまま
ここでUNKOをしていることを悟られまいと
息を殺してじっとそいつが出て行くのを待ちました
ところがです
１分たっても２分たっても
そいつは一向に出て行こうとしません
いったい何をしているのか
イライラとわたくしは個室の壁の落書きをにらみます
《スグヤラセル 090-××××-××××》
心のなかで１０回は暗唱したでしょうか
しかしやつはまだしぶとく居座っています
ため息や咳払いの合間に長い長い小便音が断続的に聴こえます
業を煮やしたわたくしは
臨時プランを敢行することにしました
これは第三者に悟られないようひそやかにUNKOを実行するという
長年の経験を積んだわたくしにしかできない芸当です
ところが、そいつは、そのゲス野郎は
わたくしがUNKOを解放しようとするまさにその瞬間
狙ったようにゴソゴソと大きな物音をたてるのです
おかげでもう少しでフィニッシュを迎えるはずであった
わたくしのUNKOはそのたびに
びっくりして頭をひっこめてしまうのでした
わたくしに落ち着いてUNKOを完遂させないための
いやがらせとしか思えませんでした
こうしてなんども肛門の開閉を繰り返した結果
ついにUNKOは臍を曲げ、閉じこもったまま出てこなくなったのでした
もはや怒りを通り越し、情けないような死にたいような
ひどく絶望的な心境に陥ったわたくしは
なりふりかまわず個室のドアをあけ
泣きながら相手に訴えたのでございます
『人がうんこをしているそばでゴソゴソするのはやめてくれ！
わたくしはデリケートなんだ！・・・あっしゃちょう、おはようございます』
以上がわたくしが会社を辞めた理由
ならびに御社を希望した理由です
留守中にうちの庭が勝手に耕され
イモが三千株も植えられていた
おまけに畑のすぐそばに
山盛りのうんこが放置してあった
だれだ！だれだ！
うちの庭にIMOを植えUNKOを放置したやつは！
犯人め、みつけたらただではおかないぞ！
その後の捜査により
のぐそをしていた男を見たとの情報をえたわたくしは
さっそくそいつを探しはじめた
男はすぐにみつかった
隣の家の玄関でいままさにパンツを下ろそうとしている男がいたのだ
証拠物件として押収したUNKOを突き出し
わたくしは男をしめあげた
「うちの庭に無断でIMOを植え、あまつさえUNKOを放置して逃げたのはおまえか！？」
男はのぐそをたれながらあっさり白状した
「たしかにそのUNKOを放置したのはこのわたくしです！
このとおりにげもかくれもいたしません！
しかしIMOを植えたのは断じてわたくしではありません！
コイズミ●シャツを着た男、やつが犯人です！
なぜならわたくしは一部始終を目撃しておりました！
NOGUSOをしているときに、ハッキリとこの目でみましたから！」
その真剣なまなざしに心を打たれ、わたくしは男をみのがしてやった
コイズミ●シャツを着た男はすぐにみつかった
人ごみのなかでひときわ目だっていたからだ
「おまえか！うちの庭に無断でIMOを植えたのは！？」
証拠物件として押収したIMOを突き出してしめあげると
男はこううめいた
「天地神明に誓ってわたくしはむじつです！
無断で庭を耕してIMOを植えるなどめっそうもございません！
（ましてや手鏡で女子高生のスカートを覗くなどわたくしには思いもつきません！）
わたくしではなく、
わたくしのなかに潜むもうひとつの邪悪な影（コイズミ）が
わたくしにそうさせたのです！」
「いやいやいやいや
てことはやっぱりおまえがやったんじゃないか！
だいたいおまえのその格好はなんなんだ！
このタイミングでコイズミ●シャツを着る
わたくしってパンクだろ？ってか？
おれって反逆のカリスマだろ？超いけてるだろ？ポエムだろ？みたいな？
いいや、おまえはパンクでもなければ反逆のカリスマでもないましてやポエムでもない、てかポエムってなんだよ！あほか！しね！」
すると男は
「すみませんすみません！
ゆるしてください、はらたいらさん！後生ですから！
ええい、はらたいらに３０００点！！」
すがりつくコイズミ●シャツを地面にねじふせ
わたくしは傲然とこう告げた
「騒ぐな乞食よ、見苦しい。
この期におよんで言い逃れられると思っているのか？
あと、わたくしははらたいらではありません
わたくしの正体は・・・」
わたくしがはぎとった仮面の下からあらわれたのは
まぎれもない
大橋虚泉（コイズミ）のおたふく顔であった！
エンドマーク
なりやまぬスタンディングオベーションの嵐
台所から悲鳴がきこえ
駆けつけると怯えきつた父の姿
「みよ！何だあれは！」
震ゑる手で父が指さした食卓の上には
おほきな堆積物がくろぐろと
蜷局（とぐろ）を巻いてゐたのでございます
それは生物の醜悪さがきわどく物象化したもの
すなわち《UNKO》と呼ばれる物体に他なりませんでした
食卓の向こうに飼い犬のペスが尻尾を振つて居りました
犬はハアハアと喘いでこう云つた
「やあ、だいちやん。気に入つたかい、わたくしのプレゼント！」
犬はうれしそうに濡れた黒い瞳でみつめた
「これがほしかつたんだらう？云はなくてもわかつてるぜ！」
あほか！とわたくしはペスを床にねじふせた
「なにするんだよ、だいちやん！」
舌をへろへろ動かしながら激しくあえぐ犬の
腐つた口に靴下をまるめて蓋をしながら
わたくしは穏やかに諭した
「そのだいちやんと云ふのはよしなさい、
まるでわたくしが大便か何かみたいではないか
なによりお前は犬なのだから
人間のやうに喋つてはいけないのだ。了解（わか）つたね？」
「了解（わか）つたよ、だいちやん！」
犬はうれしそうに大きくうなずいた
そのときわたくしどもの居る台所を
一条の強烈な光が照らしだした
「みよ！何だあれは！」
震ゑる手で父が指さした漆黒の空を
ありえないスピードで移動するまぶしい飛行物体
それは黄金色にかがやく《UNKO》型の宇宙船だつた
宇宙船が放つサーチライトがペスの体を捕らえた
青白いスパークを放ちながら中空へ舞い上がるペス
犬はよろこびを隠し切れないといつた面持ちでかう叫んだ
「ふゝふひつかかつたなおろかなこじきども！
おまえたちのたくらみなどたかがしれている！
さあわたくしどもの陰嚢（ふぐり）に従いなさい
服従すると誓うのだ！」
ほこらしげな犬の顔面にキャメラがズーム
へろへろの舌のクローズアップ（劇終）